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『最高の成果を生み出す6つのステップ』マーカス・バッキンガム著【要約・感想】

マーカス・バッキンガムさんの『最高の成果を生み出す6つのステップ』(日本経済新聞出版社)を読了しましたので、その要約と感想をお届けします。
この記事にはこのようなことが書かれています。

・『最高の成果を生み出す6つのステップ』の要約
・『最高の成果を生み出す6つのステップ』から学べる事
・『最高の成果を生み出す6つのステップ』はこんな人にオススメ
この記事を読めば『最高の成果を生み出す6つのステップ』の要点が理解でき、
「さらに詳しく読んでみるか、要約だけでも満足できるか」
どうかが判断できるようになります。

『最高の成果を生み出す6つのステップ』の要約

この本では自分の強みを見つけだして、それを活かす方法について6つのステップに分けて書かれています。

ざっくりまとめるとこんな感じ。

1.自分の信念を疑え

2.  強み・弱みをみつけるには自分の感情に注目!

3.強み・弱みの活かし方

自分の信念を疑え

強み・弱みを見つける前に、自分の凝り固まった考えをまず改めましょう、ということです。
今自分が持っている信念が強みを見つける邪魔をしているのではないか、
例えば

「成長するにつれ、人の性格は変わる」というのは神話であり、
年を重ねても性格は変わらない、「成長するにつれて本来の自分に近づく」というのが真実である。

とマーカスさんは言っています。
強みを見つけることは、「なりたい自分になる」ということではなく、「もともと持っている力を見つけて磨く」ということのようです。

強み・弱みをみつけるには自分の感情に注目!

強み・弱みを見つけるには、普段の自分の行動や感情に注目することが大事です。

強みなら… 楽しい・夢中になれる・早くやりたくてたまらない
弱みなら… 苛立ち・消耗・退屈

などの感情が強く出てくるのでそのサインを見逃さないこと。
徹底的に自分と向き合うことが大事なのです。

また、「強み=得意なこと」ではないことに注意。あくまで自分がやっていてわくわくするか・楽しいか、
というのが強み・弱みを見つけるポイントです。

強み・弱みの活かし方

自分の強み・弱みを見つけたら、次は色々な視点から強み・弱みについて考え、それを活かす方法を具体的に考えます。

例えば強みであれば…

・いまの仕事でどう活かせるか(いつやるのか・どういう活動やどういう状況においてやるのか…など)
・強みを活かせるにも関わらず、見逃しているチャンスはないか?
・強みを磨くためのスキルやテクニックを身につける
・強みに沿って仕事を作る

弱みに関してはどうやったら弱みに関する活動を減らせるか、
その活動は自分がしなくてはならないことなのか、他の人と組んで回避できないか、などについて考えます。

 

要約は以上です。
強み・弱みを見つける感情のサインについてや、強み・弱みを活かすための自分への質問などは本にもっと細かく書かれています。
興味のある方は是非本を読んでみてください。

『最高の成果を生み出す6つのステップ』から学べる事

この本を読んで実践するのは、強み・弱みを見つけられるだけでなく、自分自身をよく観察するいい機会になると思います。

私の場合、自分で強みを見つけるという作業は案外難しくて、一週間振り返ってみても「あれ?今週自分は何をやっていたっけ?」
と自分が考えていたこと、感じていたことをあまり思いだせず、普段の生活で自分の感情に鈍感だったんだなあということを思い知りました。
自分の強み・弱みを知るというのは、自分を深く知るということ。
強み・弱みの把握から自分の細かな感情に気づくことの大事さを学びました。

また、自己観察する中で「他の人は面倒くさがっているけど、自分は案外苦にならない…そうか!これが強みか!」と
自分の中で新たな発見があるのも面白いところです。

『最高の成果を生み出す6つのステップ』はこんな人にオススメ

この本は、仕事でもプライベートでも活かせる、個人の強みについてだけ書いてあるのかなあと思って読んでいたのですが、
どちらかというと仕事面においてどう強みを活かすか、というのが書かれていた本でした。
仕事面における強みを探したいという人は、外国のではありますが、具体的な事例が色々のっているので参考になると思います。

また、以前紹介した「さあ、才能に目覚めよう」のストレングスファインダーを受けて、強みの活かし方をもっと詳しく知りたいという人にもオススメです。

普段の自分の活動の中で感じていること(楽しいか・ワクワクしているかなど)を振り返りながら強みや弱みを見つけるのが基本的な流れなのですが、自分を振り返るのって案外難しい…。
そんなときにストレングスファインダーで受けた結果はだいぶヒントになりますし、その結果が自分に合っていたのかどうか確認する意味でも役に立つと思います。

また、ストレングスファインダーで見つからなかった新たな強みを知るきっかけになるかもしれません。

ストレングスファインダーを受けてない人も、本に書いてあることを実践すれば強みを見つけることは十分可能ですので、読む価値はあると思います。

感想:自分の心の声に敏感になる

以前、ストレングスファインダーのテストを受けて、自分の強みを知り、その本に行動のアイデアも載っていたので、
自分なりに「ほうほう…こうすれば強みを活かせるのかー」と納得する部分があったのですが、さらに強みの活かし方について詳しく解説した本があるというのをネットで知って買ってみました。

強みや弱み探しをやってみましたが、自分で自分の行動を見つめなおす、というのは大変で、最初はなかなか強み・弱みを把握できませんでしたが、
ストレングスファインダーで出た結果が結構当たっていたので、ほぼそれをヒントに、さらに具体的な強み弱みを導き出しました。

…とはいえ、今強み・弱みを十分活かして生活できているかというと、まだまだそんなに実感はないので、まずは自分の心の声に敏感になり、強み・弱み探しを習慣化するところから始めていきたいと思います。

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